窒素元素の密度や比重、融点や主な用途をまとめた窒素の化学記号一覧表を以下にまとめておる。
窒素は重力によって保たれておる空気の中に最も多く存在する元素のひとつ。
空気と言えば酸素や二酸化炭素の働きに注目が集まるが、この窒素の働きが地球の生物の発展に大きく貢献していることはあまり知られていない事実じゃ。
【窒素の化学記号表】 | |
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発見者 | ダニエル・ラザフォード(スコットランド) |
発見された年代 | 1772年 |
元素記号 | N |
原子番号 | 7 |
英語表記 | nitrogen |
分類 | 無色無臭の気体・非金属 |
原子量 | 14.0067 |
密度(kg/m³) | 1.2506 |
比重 | 0.808(-195.8℃) |
融点(℃) | −209.86 |
沸点(℃) | −195.8℃ |
同位体 | ¹⁴N(99.63)/¹⁵N(0.37)℃ |
電子配置 | 2s²2p³ |
ヤング率 | ━ |
硬度 | ━ |
主な用途 | 液体窒素(冷却材) エアバッグの圧力ガス 消火器の圧力ガス 酸化防止剤の封入ガス 狭心症の薬 |
液体窒素は瞬時に物質を凍らせることができるヘリウムに次ぐ究極の冷却材として広く普及しておる。
高温超伝導体の冷却材としては価格的にも安価であり窒素そのものが豊富であるなど、複数の要因が関与して液体窒素の普及が進んできた経緯があるのじゃ。
原子番号7番の窒素は無色無臭の気体・非金属に分類される大気中に最も多く含まれておる物質じゃ。元素周期表における窒素は15族・第2周期元素として配置されておる。
我々の生命に欠かせない空気中の中の約8割を占めておるのは窒素じゃ。
酸素を吸って二酸化炭素を出すという呼吸の仕組みだけを覚えておくと吸い込んだ空気の中に最も多く含まれる物質、そして吐き出した空気に最も多く含まれる物質はともに窒素であることを忘れがちなのでしっかり覚えておくことじゃのぉ。
尚、呼吸器系の病気や肺がんの原因物質であると言われている一酸化窒素などは窒素が空気中の酸素と高温化で結合した際に生まれる窒素化合物の一つ。
人体に悪影響を及ぼすとされておる一酸化窒素や二酸化窒素もまた微量ながら人体の生命活動を維持するために不可欠な成分であることも把握しておく必要がある。