硫黄元素の密度や融点・比重・同位体、主な用途をまとめた硫黄の化学記号一覧表を以下にまとめておる。
ここではまず硫黄の基礎知識を確認しておくとしよう。
【硫黄の化学記号表】 | |
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発見者 | 不明 |
発見された年代 | ━ |
元素記号 | S |
原子番号 | 16 |
英語表記 | sulfur |
分類 | 黄色固体・非金属・カルコゲン |
原子量 | 32.065 |
密度(kg/m³) | 2070/1957 |
比重 | α硫黄(斜方硫黄)2.07/β硫黄(単斜硫黄)1.96/γ硫黄(単斜硫黄)1.955 |
融点(℃) | 112.8/119.0℃ |
沸点(℃) | 444.67℃ |
同位体 | ³²S(95.02%)/³³S(0.75%)/³⁴S(4.21%) |
電子配置 | 3s²3p⁴ |
ヤング率 | ━ |
硬度 | 2 |
主な用途 | 硫酸 医薬品 |
にんにくや玉ねぎなどは独特の刺激と匂いがあるが、これは硫黄化合物成分が含まれておるからじゃ。
温泉街などの匂いの原因も硫黄が関係しておるのじゃよ。
原子番号16番の硫黄は黄色固体・非金属・カルコゲンに分類される独特の匂いを有する鉱物じゃ。常温ではα硫黄(アルファ)・β硫黄(ベータ)・γ硫黄(ガンマ)の3種の結晶構造を持っておる。尚、元素周期表における硫黄は16族・第3周期元素として配置されておる。
硫黄と言えばまず温泉街を思い浮かべるものも多いかもしれんのぉ。
温泉街の独特の何と言うか卵が若干腐ってしまった後のような独特の匂いはまさしく硫黄から発せられておる臭気じゃのぉ。
硫黄は世界中の「火山地帯」に特に多く存在する物質で温泉が湧き出るような地殻を持つエリアでは硫黄が豊富にあることを意味しておるのじゃ。