アルゴン元素の密度や融点・比重・同位体、主な用途をまとめたアルゴンの化学記号一覧表を以下にまとめておる。
ここではまずアルゴンの基礎知識を確認しておくとしよう。
【アルゴンの化学記号表】 | |
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発見者 | レイリー・ウィリアム・ラムゼー(イギリス) |
発見された年代 | 1894年 |
元素記号 | Ar |
原子番号 | 18 |
英語表記 | argon |
分類 | 無色無臭の気体・希ガス |
原子量 | 39.948 |
密度(kg/m³) | 1784 |
比重 | 1.65(固体)/1.38(空気比)/1.39(液体) |
融点(℃) | −189.2℃ |
沸点(℃) | −185.7℃ |
同位体 | ³⁶Ar(0.3365%)/³⁸Ar(0.0632%)/⁴⁰Ar(99.6003%) |
電子配置 | 3s²3p⁶ |
ヤング率 | ━ |
硬度 | ━ |
主な用途 | 封入ガス(電球・水銀灯・蛍光灯) 医療用レーザー 分析化学指標 |
アルゴンは不活性ガスの代表的な元素。放電を一定に保つ為に蛍光灯内に封入されているガスはアルゴンガスじゃ。
原子番号18番のアルゴンは無色無臭の気体・希ガスに分類される不活性ガスじゃ。元素周期表におけるアルゴンは18族・第3周期元素として配置されておる。
アルゴンは大気中に約1%もの高い割合で存在する「希ガス」としては豊富に存在するガスじゃ。
18族元素であることからもわかるように、アルゴンは電子軌道に電子が満杯に満ちている為、化学反応を起こさない元素となっておる。
ギリシャ語の「なまけもの」という意味を持つアルゴンという名前の由来も、この何者とも反応しない性質が由来となっておるのじゃ。