テクネチウム元素の原子量や融点・密度・同位体、主な用途をまとめたテクネチウムの化学記号一覧表を以下にまとめておる。
ここでは血流測定検査や造影剤として使用されているテクネチウム元素の基礎知識を確認しておくとしよう。
【テクネチウムの化学記号表】 | |
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発見者 | カルロ・ペリエ(イタリア)/エミリオ・セグレ(イタリア) |
発見された年代 | 1937年 |
元素記号 | Tc |
原子番号 | 43 |
英語表記 | technetium |
分類 | 銀白色金属/遷移金属/人工元素 |
原子量 | 98 |
密度(kg/m³) | 11500(固体) |
比重 | ━ |
融点(℃) | 2172℃ |
沸点(℃) | 4880℃ |
同位体 | テクネチウム99m(半減期6.01h)/テクネチウム99 |
電子配置 | 4d⁵5s² |
ヤング率 | ━ |
硬度 | ━ |
主な用途 | テクネチウム造影剤 放射性診断薬 シンチグラムによる医療検査(骨・腎臓・肺・甲状腺・肝臓・脾臓等) |
テクネチウムは放射性同位体の病変部位への蓄積という特徴を利用したテクネチウム同位体の医療検査は広く活用されておる医療検査で微量のガンマ線の放出を捉えて、病気や骨折部位を特定する目的で用いられておる。
テクネチウムは現在の医療では欠かすことできない元素のひとつとしても活躍しておるのじゃよ。