カドミウム元素の原子量や融点・比重・同位体、主な用途をまとめたカドミウムの化学記号一覧表を以下にまとめておる。
ここではニッカド電池で一時期有名となったカドミウム元素の基礎知識を確認しておくとしよう。
【カドミウムの化学記号表】 | |
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発見者 | フリードリヒ・シュトロマイヤー(ドイツ) |
発見された年代 | 1817年 |
元素記号 | Cd |
原子番号 | 48 |
英語表記 | cadmium |
分類 | 銀白色金属/遷移金属/レアメタル |
原子量 | 112.411 |
密度(kg/m³) | 8650(固体) |
比重 | |
融点(℃) | 320.9℃ |
沸点(℃) | 765℃ |
同位体 | ¹¹⁴Cd(28.73%)/¹¹²(24.13%)/¹¹¹Cd(12.80%) |
電子配置 | 4d¹⁰5s² |
ヤング率 | 50GPa |
硬度 | 2 |
主な用途 | ニッカド電池(ニッケルカドミウム電池) めっき |
カドミウムはイタイイタイ病でも知られる有害性を持つ元素の一つじゃ。
その為、カドミウムメッキに関しても有害性が懸念され近年は利用が減少しておる。
また食品衛生法では米のカドミウム含有量基準値を1ppmと規定しておる。
尚、食糧庁では0.4ppm以上のカドミウムが検出された玄米は食用としての出荷を認めておらんのじゃよ。