プラセオジム元素の原子量や融点・比重・同位体、主な用途をまとめたプラセオジムの化学記号一覧表を以下にまとめておる。
プラセオジムは元々「ジジミウム」というひとつの元素であると考えられておった。
しかし、オーストリアの化学者ヴェルスバッハは二成分以上の性質の類似した溶質を含む溶液からわずかな溶解度の 差を利用して各成分を分離精製する「分別結晶法」と呼ばれる操作によって分析しプラセオジムとネオジムに分離することに成功した。
ここではプラセオジム元素の基礎知識を確認しておくとしよう。
【プラセオジムの化学記号表】 | |
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発見者 | カール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハ(オーストリア) |
発見された年代 | 1885年 |
元素記号 | Pr |
原子番号 | 59 |
英語表記 | Praseodymium |
分類 | 希土類/ランタノイド/レアメタル |
原子量 | 140.9076 |
密度(kg/m³) | 6773(固体) |
比重 | 6.77 |
融点(℃) | 931℃ |
沸点(℃) | 3514℃ |
同位体 | ¹⁴¹Pr(100%) |
電子配置 | 4f³6s² |
ヤング率 | 37.3GPa |
硬度 | - |
主な用途 | 溶接作業用ゴーグル(青色光吸収) 顔料、うわぐすり 陶磁器の釉薬(黄緑色) 光ファイバアンプ(波長帯増幅) |