ネオジム元素の原子量や融点・比重・同位体、主な用途をまとめたネオジムの化学記号一覧表を以下にまとめておる。
ネオジム磁石は、「ネオジム」・「鉄」・「ホウ素」の合金に磁力を付与してつくる現在最強の永久磁石として知られておる。
以前は、サマリウムを主体とする磁石が最強の永久磁石としての地位を築いておった。
しかし、1984年に日本で開発されたネオジム磁石はサマリウム磁石の約1.5倍の磁力を保持し世界最強の永久磁石として数多く製品化されるようになったのじゃ。
ここではネオジム元素の基礎知識を確認しておくとしよう。
【ネオジムの化学記号表】 | |
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発見者 | カール・アウアー・フォン・ヴェルスバッハ(オーストリア) |
発見された年代 | 1885年 |
元素記号 | Nd |
原子番号 | 60 |
英語表記 | PNeodymium |
分類 | 希土類/ランタノイド/レアメタル |
原子量 | 144.242 |
密度(kg/m³) | 7007(固体) |
比重 | 7.0 |
融点(℃) | 1024℃ |
沸点(℃) | 3068℃ |
同位体 | ¹⁴²Nd(27.2%)/¹⁴⁴Nd(23.8%)/¹⁴⁶Nd(17.2%)/¹⁴³Nd(12.2%)/¹⁴⁵Nd(8.3%) |
電子配置 | 4f⁴6s² |
ヤング率 | 41.4GPa |
硬度 | - |
主な用途 | ネオジオ磁石(永久磁石) ガラスの着色剤 YAGレーザー(レーザーメス) 溶接作業用ゴーグル(青色光吸収) |