化学の練習問題(入門) | 難易度 | ![]() |
スマートフォンや携帯電話などのモバイル端末や、持ち運びが可能なノートパソコンなどの充電池として使用されている、とても軽くて電力が長持ちするバッテリーの主要となっている元素はいったい何でしょうか? |
答え | リチウム |
関連解説ページ |
⇒リチウムの詳しい解説はこちら ⇒リチウムイオン電池の解説はこちら |
【答えの解説】
充電池には様々な種類があるが、スマートフォンやノートパソコンなどで現在主要として使われている電池の原料は「リチウム」じゃ。
リチウムイオン充電池は、密度が水よりも低い為、水に浮かぶほどの軽量の金属。
この金属の軽さは毎日持ち運ぶ携帯電話やノートパソコンなどのバッテリーの素材としてはとても有効な要素のひとつと言えるのぉ。
また、リチウムイオン電池は電位差(電圧)が大きいことから、少量のリチウムで大きな電圧を作ることが可能となっておる。
尚、この電圧の大きさは一時期充電池の王様的な存在であったニッカド電池(ニッケル・カドミウム電池)の約3倍程度の電圧を誇る。
これは小型が重視されておる携帯やPC市場ではとても重要な要素。
リチウムイオン充電池の場合、ニッカド電池の3分の1の大きさで同容量の電力を発揮することができる点は軽量化・小型化という問題にも十分適しておると言えるのぉ。