化学の練習問題(入門) | 難易度 | ![]() |
豆腐を作る際に使用する「にがり」の凝固作用をもたらす化合物は何でしょう。 |
答え | ②塩化マグネシウム |
関連解説ページ |
⇒マグネシウムの詳しい解説はこちら ⇒マグネシウムの構造の解説はこちら |
【答えの解説】
豆腐は水に浸して柔らかくした大豆を煮出し、搾り出した豆乳ににがりを加えることで生成しておる。
搾り出した豆乳は温かい内に凝固作用を持つにがりを加えることで豆乳内に含まれるたんぱく質成分が固まりプリン状に固まる原理を応用したのが豆腐作りというわけじゃ。
この際、豆乳のたんぱく質成分を凝固させておるのが、にがりに含まれる塩化マグネシウム。
昔は塩田や海水から取り出したにがりを使用していたが、現在は業務用の高濃度塩化マグネシウムを使用して豆腐の大量生産が行われるようになった為、安価な豆腐製品も多くなってきておるのぉ。