化学の練習問題(中級) | 難易度 | ![]() |
夏の風物詩とも呼ばれる音と光の芸術作品とも言える花火。日本では夏になると全国各地で花火大会が開催される。この花火の色彩は金属化合物の炎色反応によって発色する色が決まっているが、花火の色彩で赤色の炎色反応を示す元素とは? |
答え | ①リチウム |
関連解説ページ |
⇒リチウムの詳しい解説はこちら ⇒リチウムの埋蔵量に関する記事はこちら |
【答えの解説】
花火の色彩は元素がもつ炎色反応を上手に利用して鮮やかなデザインを夜空に映しだす日本伝統の芸術作品じゃ。
炎色反応を示す各元素はそれぞれ元素特有の色彩で発色するため、その元素を用いることで炎の色を自在に扱うことができるという点がポイントじゃ。
尚、答えの赤色を示す元素は①のリチウムの他にも、ルビシウムやストロンチウムなどの元素がある。
リチウムは鮮やかな赤、ルビシウムやストロンチウムはやや深い赤色で発色するため、同じ赤色でも微妙な変化をつけることも可能であることが解るのぉ。
尚、②のナトリウムの炎色反応は黄色、③のホウ素は紫色、④のインジウムは藍色の炎色反応を示すのじゃよ。